中学生男子 青春の1ページ
今となっては
なぜあんなことをしていたんだろう
と考えることがある
みなさんはどのような中学生でしたか?
僕の中学校時代はほぼ毎日先生に怒られていました
先生を馬鹿にして怒られ
授業終わりに廊下で先生にスライディングして怒られ
授業中に面白い先生が廊下を通ると
授業関係なしに友達と騒いで怒られ
ほぼ毎日遅刻し
遅刻したにも関わらず
カレーをお代わりしようとして怒られ
とにかくありとあらゆる怒られ方
そしてそのバリエーションは豊富だった
僕の家から学校までは自転車で20〜30分程度かかる
しかし僕は当時めざましテレビの
ワールドキャラバンという企画がとても好きで
その企画が流れるのが7:40からだった
8時には着席しておかなきゃいけなかったので
遅刻はしょうがないことだった
なんたって
のイントロの素晴らしさ
あれを聴かないと1日乗り切れないような気がしていた
遅刻は当然部活の顧問の耳に入り
部活が始まれば怒られる
それを繰り返したせいか
切り換えの速さは
1流に近づいていたのかもしれない
そんな日々を送っていた最中
ある日今までにない剣幕で
顧問の先生から部活の最初に呼び出された
心当たりはあった
その日の理科の時間
廊下を通った時
同じ部活の友達と騒いでしまった
そのことだとすぐに予想はついた
その友達と2人で顧問の先生の元へ行き
今回は殴られることを覚悟していた
すごい剣幕だったので
こちらもすごい真剣に反省している顔で
向かった
友達と怒られている最中に
僕は何を思ったのか
その友達がどんな表情をして
先生の話を聞いているのか気になり
隣にいる友達の顔を覗いてみた
その友達はいつもヘラヘラしているのに
今まで見たことないような真剣な顔で
その先生を見ていた
僕はあろうことか
その顔の面白さに先生が怒っている手前
吹き出してしまった
もちろん事態は最悪だ
いつにない剣幕で怒っている先生の前で
吹き出すなんて本当にどうしようと
頭をフル回転させて言い訳を考えた
”なんで今笑ったんだ?”
やばい
やばい
やばい
ふと出た言葉が
隣を指差し
”こいつが笑わせました”
すると次の瞬間
友達が脳天を平手で殴られていた
笑
その時の映像は今でも鮮明にスロー映像で再生できるほど
とても美しかった
そこからは一方的に友達が怒鳴られて
その日は終えた。
帰り道あれは酷かったという友達に
僕はとびっきりの笑顔で笑い飛ばした
まさに青春の一幕だった
中学生男子日記と表し
これからもあの馬鹿な日々を
綴っていこうと思う